看護師が地方に転職するメリットは？

転職先に困らない

看護師不足の今、市場は求職者にとって有利な売り手市場です。そのため、都心や地方に限らずどんなところでも転職先に困ることはありません。地方は全体の人口が少ないため求人も少なめですが、お年寄りが多いこともあり病院や介護施設などさまざまな場所で看護師の求人を募集しているので転職先がないと焦ることもありませんし、よっぽどのことがない限り断られることもありません。
また、最近は転職エージェントを利用して効率良く転職先を探すのが主流ですが、転職エージェントを利用すれば地方に引っ越す前にある程度転職活動をすすめることができるので個人で動くよりも効率的です。

人間関係がスムーズ

職員の数が多い大病院の場合、所属している部署以外の職員の顔や名前をすべて把握することははっきりいってできません。ですが、地方では小さな病院が多いためコミュニティが密になりやすく、働いている職員の顔や名前を把握するのは容易いことです。もし、子どもがいたら幼稚園や小学校がかぶる可能性もあるので顔や名前だけでなくお互いの家族構成も把握できます。そうなると公私ともに顔見知り状態になるので人間関係がスムーズになり生活もしやすくなります。ですが、あまり密になりすぎると支障をきたすこともあるので、適度な距離感を持って人間関係を築くのが大切です。

ベテランの看護師が多い

都心の病院は職員の入れ替わりが激しいので、経験が少ない新人さんも責任の重い仕事を任せられたり、シフトに入っているのが自分以外すべて新人さんばかり、ということもあります。ですが、地方では一度就職したら結婚や出産でライフスタイルが変わってもずっと働き続けることが多いため、どちらかといえば新人さんよりもベテランの看護師の方が多く在籍しています。長く働いていると独自のやり方が身についてしまうため他の人は働きにくさを感じてしまうかもしれませんが、現場では経験が豊富で技術や知識がしっかりあるベテラン看護師ほど頼りになるものはありません。

子育てに最適

都心に比べて地方の方が待機児童が少ないので、預け先に悩みことはありません。また、少しでも人材を確保して看護師不足の状況を解消しようと、病院内に託児所を作ったり子育て支援を充実させたりなど子育てと仕事の両立がしやすいように環境も整えられています。

ストレス解消がしやすい

いくら働きやすい環境が整えられているとはいえ、患者さんの命を預かる看護師の仕事は精神的にも身体的にも負担がかかるためストレスを溜めこむことも多いはずです。ストレス解消はさまざまな方法でできますが、地方なら山や川、海がすぐそばにあり、自然を身近で感じられるので気軽に気分転換ができます。都心で自然を感じようと思ってもその場に行くまでに時間やお金がかかってしまうので、思い立ってもすぐに行くことはできません。
また、地方には新鮮でおいしい食べ物も豊富にありますし、人ものんびりしているので都心のように時間を気にしながら忙しなく生活することもないので、心の余裕が生まれ、リラックスして暮らすことができます。