
方言女子に魅力を感じる男性も多い
「都心で暮らしているのに方言使うのは恥ずかしい」と隠している人もいますが、方言に魅力を感じている人はかなりたくさんいます。特に方言を使う女子に好意を感じている男性も多く、「方言=恥ずべきこと」ではなく「方言=自分の魅力を引き出すツール」に変わりつつあります。
人気があるのは西日本の方言
「どこの方言が好きですか?」というアンケートを取るとよく出てくるのが京都や福岡、大阪など西日本の方言です。
京都といえば舞妓さん、というイメージが強いせいか、言葉がやんわりとしている、丁寧でかわいらしい、と感じる男性も多いので人気が高いのかもしれません。また、元気ではつらつとしたイメージがある大阪は独特のイントネーションや言い回しに親しみを感じる男性も多いようですが、これは女性にとっても同じようで「関西弁を話す男性と付き合いたい」という女性も多いそうです。
一方、アンケートでも上位に名前があがる福岡ですが、これはイントネーションというよりもフレーズに魅力を感じる人が多いのだとか。たとえば「好き」という言葉。福岡弁にすると「好いとう」というフレーズになりますが、男性は女性らしさやかわいらしさを感じるようで、魅力がある、好きな方言だ、という人が多いようです。
方言の魅力は「漂う色気」や「かわいらしさ」
方言は標準語と違い、独特のイントネーションやアクセント、言い回しがあるため、同じ言葉であってもまったく違うイメージとしてとらえられています。たとえば、京都弁の京ことばには「はんなり」というイメージがありますが、その「はんなり」が色気や艶っぽさを感じさせますし、「やわらかい」イメージがある沖縄の琉球方言にはやさしさを感じます。
普段から方言をよく聞く環境にいれば目新しさや物珍しさを感じることはありませんが、標準語が当たり前の土地で暮らしているなかでふとした瞬間に方言が出ると、普段知ることができないその人の素顔を見られたような気分になり魅力的に感じるのかもしれません。
ですが、魅力的だと思われている方言ばかりではありません。方言は細かく分類されていると先述した通り、種類が多いため魅力的な方言として名前があがらない方言もたくさんあります。
標準語だと温かみを感じない?!
ビジネスの場や不特定多数の人がいる場では年齢や性別、出身などがバラバラの人と話すことが多いため、すべての人に内容がきちんと伝わるように「標準語」を使うのが一般的です。ですが、友達や仲の良い人と話すときにすべて標準語を使っていたらどう感じるでしょうか。丁寧な言葉で分かりやすく話しているので内容は伝わっているでしょうが、ビジネスの場と同じ話し方になってしまうので距離感や他人行儀に感じてしまう可能性もあります。そのため標準語は方言と違って「言葉の温かみがない」と感じる人もいます。
また、方言には心を落ち着かせる効果もあります。常に標準語を使っている環境でふとした瞬間に地元の方言を聞くと地元のことを思い出して癒される、という人も多いようです。
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